Harukaのnote

Linuxやプログラミング,写真,旅行等の記録帳

DELL Venue 11 pro 7130 Linux で 無線LAN

DELL Venue 11 pro 7130 LinuxWifiに繋げなかったのをつなげるように
しました。

簡単にメモ残します。

試したのはManjaroとOpenSUSEです。

インストール後、こちらのAR6004でドライバファームウェアを更新してあげます。
github.com

zipを解凍します。
そして、ディレクトリを移動。
/lib/firmware/ath6kにコピー。

$ cd Download/ath6kl-firmware/ath6k/
$ sudo cp -r AR6004/ /lib/firmware/ath6k/AR6004

あとは再起動することで、無線LANドライバが認識されます。



ただ、たまに不安定で途切れることがあります。
今後チップを交換するかも。



これらの作業は有線LANにつなぐか、他のPCやスマホでzipを落としてコピーしてやるといいと思います。

終わりです。


チップ変えたらまた書きます。

参考サイト

www.studioteabag.com

Arrows Tab Q506/MEでサウンドが鳴らない対処法

先日Linux TabletにしたQ506/MEのサウンド出ない問題解決しました。

ALSA系のサウンドマネージャならこの方法で解決するのではないかと思います。

方法

以下のGitHubで公開されているフォルダをAlsaに追加します。
github.com

$ git clone https://github.com/plbossart/UCM.git

$ sudo cp -r ./UCM/cht-bsw-rt5672/ /usr/share/alsa/ucm/

これで再起動して、設定のサウンド設定からcht-bsw-rt5672を選択すれば使えます。
ただ起動時に少しだけガサゴソとノイズを拾っている気がします。

f:id:krulcifer-einfolk-fafnir:20190719213938p:plain
Xfceサウンド設定

あと、これでYoutube等の動画ストリーミングがうまく行くようになりました。

$ sudo apt install libdvdnav4 libdvdread4 gstreamer1.0-plugins-bad gstreamer1.0-plugins-ugly libdvd-pkg
$ sudo apt install ubuntu-restricted-extras

終わりです。

Arrows Tab Q506/MEを購入してLinuxをインストール

OSC名古屋に参加した後、大須イオシスに行って最近話題のArrows Tab Q506/MEを購入しました。

スペック


インテル® Atom™ x5-Z8500(最大2.24GHz)

メモリ 液晶 チップセット フラッシュメモリディスク
標準4GB 10.1型WUXGA(1920×1200)
IPS Alpha液晶(アンチグレア処理)
CPUと一体 フラッシュメモリ(eMMC)64GB

標準装備 拡張クレードル 標準添付 カスタムメイド
USB3.0×1、
USB2.0×1
USB×3 スタイラスペン×1
ACアダプタ
拡張クレードル
スリムキーボード、
カバー(ショルダーストラップ対応)
キャリングケース

こんな感じで税込9980円でした。

Linux

インストールしたLinuxは、Zorin OS Liteです。

他に試したOSは以下の表の通りなので、これから入れる方は参考にしてください。
表は個人的に気になった点を項目としています。

ディストリビューション インストール タッチスクリーン ソフトウェアキーボード 動作の軽さ 音声出力
Zorin Lite
(Xfce)
×
Zorin Core
(Gnome)
×
Ubuntu 18.04 ×
OpenSuSE
(Tumbleweed, KDE)
× × ×
OpenSuSE
(Tumbleweed, Gnome)
× × ×
OpenSuSE
(Leap)
× × × ×
Manjaro
(KDE)
× × ×
Manjaro
(Gnome)
× × ×
Manjaro
(Xfce)
× × ×
Netrunner
(Debian base)
× × ×

基本的にタッチスクリーンをインストール後からすぐ認識するのはUbuntu系のLinuxのみでした。
ただ、Gnome系のデスクトップ環境はGnome-Onscreen-keyboard(GOK or Caribouと呼ばれる)がデフォルトで入っており、これらの扱いが面倒なため、Ubuntu系のGnomeデスクトップではないZorin Liteを使っています。軽いですし。

個人的にせっかくタブレットPCなのだから、有事の際や最小限持って出る場合はソフトウェアキーボードで事足りるべし、と思っているためタッチスクリーンの不可のOSは今回は使用しません。インストールはできるのでキーボードとマウスを用意すればPCとして活用できます。

GOKはCtrlキーやその他必要なキーが入力できない非常に不便なキーボードソフトで、かつアンインストールができず停止するにはBlock CaribouというGnome Extensionsが必要となるためGnomeは諦めました。UI的にはGnomeが一番タブレット活用に近いのですが…

サウンドはどのOSでもダミー出力となりドライバーがデバイスを認識できませんでした。

追記 2019/07/19

OpenSUSEはタッチスクリーン動作するようです。Kapper様ありがとうございました。
参考にさせていただきました。

また、サウンドもなるようになりました。
haruka0000.hatenablog.com

Onboard

ソフトウェアキーボードはOnboardというソフトウェアが必要なキーがそろっていておすすめです。Zorin Liteでは標準でインストールされており、キーボード無しでログインする際もログインマネージャーの上のアクセシビリティからオンスクリーンキーボードを選択することで使用できます。
ただ、ログイン後に使用する際は設定>キーボード>詳細>タッチ入力シングルタッチにするほうが安定して入力できます。

問題点

** 他のLinuxでタッチスクリーンが反応しない
ドライバが04f3200aというものですがこちらがうまく認識できません。
また Failed to add i2c-hidといったエラーログが出ます。

** 音
今後解決策を考えますが、難しそうです。治りました。

インストール時の注意点

Windowsを消さなければ容量的に足りないのですが、富士通リカバリ領域をUSB等に避難させることとプロダクトキーをアカウントに紐付けたり抜きだして置かないと後日Windowsの再インストールができません。
特に、富士通リカバリ領域にあるソフトSetSDCard.exeを残して置いて実行しなければWindowsで大容量MicroSDの認識が安定しません。
私は知らずにプロダクトキーだけ保存して消してしまったので今やどうにもできずに諦めています。公式からDLもできません。気をつけてください。

総評

非常に安く1万以下で購入しましたが、満足しています。
Windows10で動かしてもそれなりに使えますが、今回Linuxで試したかったのでやってみました。

写真に写ってるBTキーボードはPS3専用のキーボードで、トラックポイントが使えて便利です。中古ゲームやで購入しました。

ちなみに私が買った時はそれなりに良品の玉が減ったのか電源キャップがないものでした。そのため、防水は期待できません。

ただ耐衝撃は安心感があります。おすすめします

Manjaro(Arch)でmozc-ut2のコンパイルが失敗するとき

下記の様なエラーが出るとき、

ERROR: ninja -C out_linux/Release mozc_server mozc_tool fcitx-mozc

ビルドに必要なPythonのバージョンがあってないみたいです。

SystemのPythonのバージョンは3系だと思うので、2系に変更します。

このときbzip2が使えるものを指定する必要があります。

pyenvを使っている場合

fcitx用のmozc-ut2をインストールします。

# リポジトリからビルドファイルをクローン
$ yay -G fcitx-mozc-ut2
# 移動
$ cd fcitx-mozc-ut2

pyenvでローカルのPython環境を変更

$ pyenv local anaconda2-2019.03

anaconda2だとbzip2が既に入っています。素のPython2でもbzip2が使えれば問題ないですが、私の環境では使えなかったためAnacondaにしました。

あとはmakepkgするだけで大丈夫でした。

$ makepkg -si
$ cd ..
$ rm -rf fcitx-mozc-ut2/

終わり。

AttnGANを動かすメモ

最近というか以前からText2Imageに興味があったので、留学や学会が一段落した今AttnGANを試して見ようと思いました。

だいたいは以下のGitHubの手順に従うと大丈夫です。
github.com


しかし、いくつか実行にあたり、修正した点があったので記載しておこうと思います。

Pytorchのインストール

以下のサイトから自身の環境に適切なものを選びます。
pytorch.org

pip install torch で入るものとは微妙に異なるようで、エラーが出ました。


その他必要ライブラリのインストール

AttnGAN公式には以下のPythonライブラリが必要と書かれています。

python-dateutil
easydict
pandas
torchfile
nltk
scikit-image

加えて、実行時にpyyamlが必要と言われましたので、追加しました。

$ pip install pyyaml

Pytorchのバージョンに合わせた修正

AttnGANのコードは既に消えたPytorchの関数を含んでいるため修正します。

具体的にはゼロ次元テンソルの扱いです。

code/pretrain_DAMSM.py 103~107行目

変更前
s_cur_loss0 = s_total_loss0[0] / UPDATE_INTERVAL
s_cur_loss1 = s_total_loss1[0] / UPDATE_INTERVAL

w_cur_loss0 = w_total_loss0[0] / UPDATE_INTERVAL
w_cur_loss1 = w_total_loss1[0] / UPDATE_INTERVAL
変更後
s_cur_loss0 = s_total_loss0.item() / UPDATE_INTERVAL
s_cur_loss1 = s_total_loss1.item() / UPDATE_INTERVAL

w_cur_loss0 = w_total_loss0.item() / UPDATE_INTERVAL
w_cur_loss1 = w_total_loss1.item() / UPDATE_INTERVAL

code/pretrain_DAMSM.py 160, 161行目

変更前
s_cur_loss = s_total_loss[0] / step
w_cur_loss = w_total_loss[0] / step
変更後
s_cur_loss = s_total_loss.item() / step
w_cur_loss = w_total_loss.item() / step

code/miscc/utils.py 35行目

fnt = ImageFont.truetype('Pillow/Tests/fonts/FreeMono.ttf', 50)

を自身のTTFフォントのパスに変更します。
これは実行時にIOErrorが出た場合だけでいいと思います。



これでおそらく事前学習までは動くかと思います。

qiita.com

ManjaroでNEC MultiWriter 5750Cを使う

結構大変だったので、簡単に残します。

ここからrpmdebを入手。
jpn.nec.com

rpmextract.sh等のソフトで解凍。

rpmextract.shは事前にインストールしました。

できたusr/ディレクトリと同様の配置になるように/usr下に配置。

【重要】
32bit版libcupsをインストール

$ sudo pacman -S lib32-libcups


CUPSリスタート

$ sudo systemctl restart org.cups.cupsd.service
$ sudo systemctl enable org.cups.cupsd.service

CUPSページにアクセス
http://localhost:631/

プリンターの追加から先程追加したMultiWriter 5750C用のドライバーを選択して追加。
たぶん名前はNEC MultiWriter 5750C v1.0(jp, en)

たぶんこれで大丈夫。