Harukaのnote

Linuxやプログラミング,写真,旅行等の記録帳

PDF をブックマークにそって分割するソフトウェアを作成しました

はじめに

先日,知り合いの板金屋さんから,「PDFを分割するソフトはないですか?」と尋ねられ,探してみました.

聞けば,海外の車のマニュアルを翻訳したいが,WEB上のドキュメント翻訳サービスにアップロードできるデータサイズ(一般的に10MBまで)ではないらしく,分割したいとのことでした.

ファイルを見せてもらうと約300MBで,ブックマークがきっちりとついたタイプであったため,ブックマークに沿って分割し,分割後のファイル名をブックマークからつければ後でわかりやすいと思いましたが,意外とそういう分割をしてくれるソフトが見つからなかったので,今回作成してみました.

PDF-Splitterに関して

GUI は手抜きで,Python の EEL を使ったため,多少起動が重たいです.
また,実行には Chromechromium ベースのブラウザが必要と思います.

もし興味があれば使って見てください.
以下のリンクを開き,PDF-Splitter.exe をダウンロードすれば使えると思います.
https://github.com/haruka0000/pdf-splitter/releases/tag/v1.0.0

使用方法

実行時は,Windowsのセキュリティに実行するか尋ねられます.詳細から実行を選択してください.

  1. Import PDFでPDFを読み込む.ブックマークがあれば表示される.
  2. 表を編集する.from,toははじめのページとおわりのページ
  3. commit を押す.
  4. Split PDF!! を押す.

その他

  • Defaultは最初の読み込み時の状態に戻す.commitで適用.
  • All Clearは(ブックマークがあれば)表を空にする.commitで適用.
  • Prefixはファイル名の数字のあとに付与する文字を一括追加する.commitで適用.
f:id:krulcifer-einfolk-fafnir:20201009195134j:plain
PDF-Splitter メニュー

最後に

素人が趣味で作ったものなので,過度に期待はしないでください.
使用は自己責任でお願いいたします.

Manjaro Xfce4 で Chrome-remote-desktop

GnomeChrome-remote-desktop (以下 crd)はあまり相性が良くないらしく,Xfceをインストールして使っています.

Manjaro(Arch)で crd を使うための設定を以下に残しておきます.

crd のインストール

$ yay -S chrome-remote-desktop

yay が無い場合は,以下のコマンドで事前にインストールします.

$ sudo pacman -S yay

crd の設定

一般的な Linux での crd は /opt/google/chrome-remote-desktop/chrome-remote-desktopを編集しますが,私の場合は立ち上げにエラーが発生したため編集しません.

~/.chrome-remote-desktop-session を編集します.
以下のように記載します. fcitxによる日本語入力の設定もしています.

eval $(dbus-launch --sh-syntax)
export GTK_IM_MODULE=fcitx 
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
exec /usr/bin/startxfce4

crd を起動

以下のコマンドで再起動することで,他のPCからアクセスできると思います.

$ systemctl --user enable chrome-remote-desktop
$ systemctl --user start chrome-remote-desktop
$ crd --restart

以下のサイトを参考にさせていただきました.
qiita.com

Arch(Manjaro) Linux でCanon MF220プリンタを使う

ちょっと厄介だったので残します.

必要ソフトウェアをインストール

以下の追加ドライバーをAURからインストールします.
Yayを使ってインストールすると,cndrvcups-lbではエラーになったので,cndrvcups-lb-binのイメージのほうがいいと思います.
AUR (en) - cndrvcups-lb-bin

CUPS経由でドライバーの追加

以下のリンクからドライバを追加します.CUPSが必要なのでインストールしておく必要があります.
http://localhost:631/admin

CUPSからプリンターを追加すると,MF220が見つかるようになっていると思います.
上のドライバーをインストールしないとMF220用はデフォルトでは存在しません.

f:id:krulcifer-einfolk-fafnir:20200728174423p:plain
CUPSの画面

留学時の現地での支払いに関して

スペイン留学時,マレーシア観光時の支払い方法についてのメモ.

クレジットカード

以下の3つを主に使いました.自分はマイルで貯めたいので基本はJALカードで,上限が近くなったり寮費の一括支払いのときは上限が30万ほどの他のカードで支払いました.

名称 利点 欠点
JAL Card navi one world加盟航空会社のマイルが貯まる.学生ならマイルの有効期限が長くなる.1%の還元率でマイルが貯まる. 上限が10万.マイルでポイントを貯めたくない場合は微妙
Orico Card THE POINT 無難.Amazonや多くの店舗でバランスよく高めの還元率. なにかに特化はしていない.今はVISAが選べないかも.
学生専用Life card 誕生日月は超高還元率.海外ショッピングでも還元率が高い.海外旅行保険がつく. 審査が他のカードに比べて少し手間.誕生日月以外の国内での利用価値が微妙.

現金

クレジットの海外キャッシングは使わず以下の2つの方法を取りました.
特に両替は最初に一回下のみで,基本はクレジット,急遽現金がいるときはBANK Walletで近くのATMから引き出していました.

名称 利点 欠点
両替 場所によるが比較的手数料が安い. すぐにできない.
ソニー銀行 BANK Wallet Devit カード.1つの口座で複数の外貨を管理できる.レートの良いときに一括で為替しておけば,引き出し手数料のみで海外ATMから引き出し可能.事前に為替せずともATMからその時のレートで両替して引き出せる.Devitカードのため,クレジットのようにも使える. クレジットほどの還元率はない.ソニー銀行の口座を作ることになるが,そちらに残高がある必要がある.

最後に

今はJAL GROBAL WALLET等のチャージタイプのものもあり,海外旅行=クレジットという決まった選択肢ではなくなって来ている気がします.
クレジットは複数持ってもポイントが溜まりづらく,自身の利用額がわかりにくくなり,普段は良いことはありませんが,海外に行く場合はある程度複数の選択肢が取れる状態にしておくことが大事と思います.
上記のカードは年会費のないタイプばかりですので,持つ分には損はないです.
思わぬ出費の重なりで,カードの上限が来て,現金もこんなに準備できないという場面に陥ることがあります.
私は,寮費を数カ月分最後に支払うことになり,メインのカードの上限をオーバーし,急遽サブのカードを使う羽目になりました.

Mozc の設定

いつも忘れるので。そして、なぜかManjaro GNOMEGUIからMozcの設定が開けないので。

Mozc 設定:  $ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialog
Mozc 辞書ツール:  $ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool
Mozc 単語登録:  $ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=word_register_dialog
Mozc 手書き文字入力:  $ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=hand_writing
Mozc 文字パレット:  $ /usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=character_palette

Latex コンパイルエラー (wrapfig.sty, watermark.sty)

Manjaro 環境下です。
以下のようなエラーが出たときは texlive-latexextra をインストールしましょう。

! LaTeX Error: File `wrapfig.sty' not found.
! LaTeX Error: File `watermark.sty' not found.

インストール方法

$ sudo pacman -S texlive-latexextra

Linux版VSCodeでupLaTeXの設定

settings.jsonを開いて以下のように記載します。
前にも書いたように"%DOC%"ではなく"%DOC%.tex"とするのが重要です。
ビルドが終わらなくなります。
以前の記事vscodeでlatex環境を整える際の謎の不具合 - HarukaのNote

settings.json
{
    "window.zoomLevel": 1,


    "latex-workshop.chktex.enabled": true,
    "latex-workshop.latex.tools": [
        {
            "name": "ptex2pdf (uplatex)",
            "command": "ptex2pdf",
            "args": [
                "-u",
                "-l",
                "-ot",
                "-kanji=utf8 -synctex=1 -interaction=nonstopmode",
                "%DOC%.tex"
            ]
        },
        {
            "name": "pbibtex",
            "command": "pbibtex",
            "args": [
                "-kanji=utf8",
                "%DOCFILE%"
            ]
        }
    ],
    "latex-workshop.latex.recipes": [
        {
            "name": "ptex2pdf (uplatex) *2",
            "tools": [
                "ptex2pdf (uplatex)",
                "ptex2pdf (uplatex)"
            ]
        },
        {
            "name": "ptex2pdf (uplatex) -> pbibtex -> ptex2pdf (uplatex) *2",
            "tools": [
                "ptex2pdf (uplatex)",
                "pbibtex",
                "ptex2pdf (uplatex)",
                "ptex2pdf (uplatex)"
            ]
        },
    ],
    "latex-workshop.synctex.afterBuild.enabled": true,
    "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab"
}