OSC名古屋に参加した後、大須のイオシスに行って最近話題のArrows Tab Q506/MEを購入しました。
スペック
インテル® Atom™ x5-Z8500(最大2.24GHz)
メモリ | 液晶 | チップセット | フラッシュメモリディスク |
標準4GB | 10.1型WUXGA(1920×1200) IPS Alpha液晶(アンチグレア処理) |
CPUと一体 | フラッシュメモリ(eMMC)64GB |
標準装備 | 標準添付 | カスタムメイド | |
USB3.0×1、 USB2.0×1 |
ACアダプタ |
カバー(ショルダーストラップ対応) 、 |
こんな感じで税込9980円でした。
Linux
インストールしたLinuxは、Zorin OS Liteです。
他に試したOSは以下の表の通りなので、これから入れる方は参考にしてください。
表は個人的に気になった点を項目としています。
ディストリビューション | インストール | タッチスクリーン | ソフトウェアキーボード | 動作の軽さ | 音声出力 |
Zorin Lite (Xfce) |
○ | ○ | ○ | ○ | × |
Zorin Core (Gnome) |
○ | ○ | △ | ○ | × |
Ubuntu 18.04 | ○ | ○ | △ | △ | × |
OpenSuSE (Tumbleweed, KDE) |
○ | × | × | △ | × |
OpenSuSE (Tumbleweed, Gnome) |
○ | × | × | ○ | × |
OpenSuSE (Leap) |
× | × | × | △ | × |
Manjaro (KDE) |
○ | × | × | ○ | × |
Manjaro (Gnome) |
○ | × | × | ○ | × |
Manjaro (Xfce) |
○ | × | × | ○ | × |
Netrunner (Debian base) |
○ | × | × | ○ | × |
基本的にタッチスクリーンをインストール後からすぐ認識するのはUbuntu系のLinuxのみでした。
ただ、Gnome系のデスクトップ環境はGnome-Onscreen-keyboard(GOK or Caribouと呼ばれる)がデフォルトで入っており、これらの扱いが面倒なため、Ubuntu系のGnomeデスクトップではないZorin Liteを使っています。軽いですし。
個人的にせっかくタブレットPCなのだから、有事の際や最小限持って出る場合はソフトウェアキーボードで事足りるべし、と思っているためタッチスクリーンの不可のOSは今回は使用しません。インストールはできるのでキーボードとマウスを用意すればPCとして活用できます。
GOKはCtrlキーやその他必要なキーが入力できない非常に不便なキーボードソフトで、かつアンインストールができず停止するにはBlock CaribouというGnome Extensionsが必要となるためGnomeは諦めました。UI的にはGnomeが一番タブレット活用に近いのですが…
サウンドはどのOSでもダミー出力となりドライバーがデバイスを認識できませんでした。
追記 2019/07/19
OpenSUSEはタッチスクリーン動作するようです。Kapper様ありがとうございました。
参考にさせていただきました。
あと、Q506/MEでTumbleweedのタッチスクリーンは
— Kapper@OSC名古屋2019参戦 7/13 (@kapper1224) July 17, 2019
su
modprobe -r i2c-hid
modprobe i2c-hid
でちゃんと動作しました。
色々とありがとうございました。
また、サウンドもなるようになりました。
haruka0000.hatenablog.com
Onboard
ソフトウェアキーボードはOnboardというソフトウェアが必要なキーがそろっていておすすめです。Zorin Liteでは標準でインストールされており、キーボード無しでログインする際もログインマネージャーの上のアクセシビリティからオンスクリーンキーボードを選択することで使用できます。
ただ、ログイン後に使用する際は設定>キーボード>詳細>タッチ入力をシングルタッチにするほうが安定して入力できます。
問題点
** 他のLinuxでタッチスクリーンが反応しない
ドライバが04f3200aというものですがこちらがうまく認識できません。
また Failed to add i2c-hidといったエラーログが出ます。
** 音
今後解決策を考えますが、難しそうです。治りました。