Harukaのnote

Linuxやプログラミング,写真,旅行等の記録帳

vscodeでlatex環境を整える際の謎の不具合

vscodelatex

vscodetexファイルをコンパイルする方法は拡張帰納からLaTeX Workshopをインストールします。
VS CodeでTeXを使う方法 - elechoのぶろぐで詳しく書いてくれていますので、大丈夫と思います。
ただ、この通りにやっても、以下の2点だけ変更しなければならない点がありましたので残しておきます。

  1. User Settingsファイルの変数名が変更されている
  2. コマンド引数の変数の書き方

まず、

User Settingsファイルの変数名が変更されている

これは、いくつか記事が他にも出てくると思いますが、"latex-workshop.latex.toolchain"という変数はなくなっています。

"latex-workshop.latex.tools""latex-workshop.latex.recipes"という2つを組み合わせて使います。


"latex-workshop.latex.tools"には、自分の定義するコマンドとそれを識別する名前を定義します。
"latex-workshop.latex.recipes"は、デフォルトで用いる一連の動作を記します。ここで、上述した識別する名前が用いられます。

書き方は以下のようになります。

{
    "latex-workshop.latex.tools": [
        {
            "name": "ptex2pdf",
            "command": "ptex2pdf",
            "args": [
                "-l",
                "-ot",
                "-kanji=utf8",
                "-synctex=1",
                "%DOCFILE%.tex"
            ]
        },
    ],

    "latex-workshop.latex.recipes": [
        {
            "name": "toolchain",
            "tools": [
                "ptex2pdf"
            ]
        }
    ]
}


次に、

コマンド引数の変数の書き方

これは、主に%DOC%の書き方です。
多くのサイトでは以下のように書かれています。

{
    "latex-workshop.latex.tools": [
        {
            "name": "ptex2pdf",
            "command": "ptex2pdf",
            "args": [
                "-l",
                "-ot",
                "-kanji=utf8",
                "-synctex=1",
                "%DOC%"
            ]
        }
    ]
}

ただ、この書き方だと2018/07/20現在ではBuild状態が無限に続いてしまいます。
私の環境だけかもしれませんが…。
私の環境は、

  • OS: manjaro Linux
  • vscode ver. 1.25.1
  • AUR経由でvisual-studio-code-binをインストール

になります。

そして対策は、この%DOC%%DOCFILE%.texに変更することです。
これで私の環境ではうまくいくようになりました。

ファイル全体

User Settingsファイルの全体はこのようになっています。
一番外側の{ }は元からあるので、その中に追記していきます。
"latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab"は、「Ctrl + Alt + v」でPDF ビューワーが開けますが、それを新規タブで開くための設定です。
"browser"とするとchromefirefox等の自分がデフォルトに設定しているブラウザで開かれます。

{
    "latex-workshop.latex.tools": [
        {
            "name": "ptex2pdf",
            "command": "ptex2pdf",
            "args": [
                "-l",
                "-ot",
                "-kanji=utf8",
                "-synctex=1",
                "%DOCFILE%.tex"
            ]
        },
    ],
    "latex-workshop.latex.recipes": [
        {
            "name": "toolchain",
            "tools": [
                "ptex2pdf"
            ]
        }
    ]
    "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab"
}

うまくいったかコメントいただけると嬉しいです!
今はTexStudioが便利なので,そっち使っています.でもまた戻すかもしれないので.

Windows Subsystem for Linux(WSL)でのapt-getやzypperのネットワークエラー

Windows Subsystem for Linux(WSL)を知っていますか?
windows10でLinuxCUI仮想環境で動かせる素晴らしい機能です。
私はLinux大好き人間のため、普段使いはデュアルブートしているOpenSUSEなのですがちょっとだけサーバーにSSHでアクセスして作業したいとき等は便利と思います。
しかし、インターネット接続がなんか不安定でWSL公開後からずっと微妙に使えずにいました。
それがやっと海外のコミュニティを参考に原因がわかりましたので、残しておきます。

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MeCabインストール時の「make: /usr/local/libexec/mecab/mecab-dict-index: コマンドが見つかりませんでした」エラー

MeCabのインストールをUbuntu以外のLinuxOpenSUSE)から行う場合、こちらのインストール方法を参考にソースからコンパイルする必要があると思います。
MeCabのインストールはうまく行くのですが、ipadicのインストールの際にエラーが発生しました。
バージョンも数年前から変わっていないと思うのですが、今更初めてのエラーが出ましたので対策を残しておきます。

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Python3 gensimでUnicodeDecodeError

久しぶりにgensimのword2vecを使いたいなと思ってやってたら、model作成の際にエラーが出て悩んだ。下記のようなエラーである。

UnicodeDecodeError: 'utf-8' codec can't decode...

結論から言うと、学習用txtファイルがおかしくなっていたみたい。iconvコマンドでエンコーディングを確認すると、utf-8になっていたのだが、nkfコマンドでエンコーディングを確認すると何故かBINARYと表示されていた。

原因

原因は学習用のファイルを作成の際に行うmecabのowakatiがうまく行ってなかったようだ。

mecab -Owakati input.txt -o data.txt

としていたが、確かにこのときOVERFLOW...的なことを言っていた。
雰囲気上、問題無い感じで出来上がり、ファイルも開けていたので気にしていなかったが、これが原因だったみたいである。

mecab -b 81920 -Owakati input.txt -o data.txt

上記のようにメモリサイズを指定する必要がある。昔書いた記事に書いてて、実際にそれを見て思い出した(笑)
ただし、このときは別のエラーが起きていた気がする。
何はともあれ治ったので良かった。なんかあんまりこのエラーについて情報なかったけど、たしかに下準備からのエラーだからか。

それにしても、なぜiconvはUTF-8と判断したのか謎である…。

316円(税込)でおしゃれ?なイヤホンケースの作り方

はじめに

私はポータブルオーディオが結構好きで、イヤホン・ヘッドホンを複数所持しています。最近はイヤホンケース付きで販売するイヤホンも多くなったのですが、低価格帯のイヤホンにはあまり付属しません。しかし、イヤホンケースって買うと意外とかかります。個人的な意見ですが、3000円のイヤホンに1000円のイヤホンケースはもったいないなと思います。また、ソニーのイヤホンをオーディオテクニカのケースに入れるは微妙に嫌です(これは理解してもらえなさそう^^;)。
イヤホンを裸で持ち歩くとイヤホンの寿命を縮めるかもしれません。そこで、百円ショップ(Seria)に売ってるものだけで、おしゃれかつ保護力の高いイヤホンケースを作成してみました。
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